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カンアオイ属ウスバサイシン・・・ [山 植物 山野草]

4~5年前?ウスバサイシンが4種に分類されていたようです。

トウゴクサイシン(東国細心)・・・ウマノスズクサ科カンアオイ属(2011.4月撮影)
usubasaisin.jpg
東北でのこの種は上記名前になっています、2年くらい前から知っていたのですが
詳しいデータが分からなくてそのままアップしていました。


下記に引用し要約すると
日本国内のカンアオイ属ウスバサイシン節植物には今まで4分類群が知られています
イズモサイシン Asarum maruyamae, トウゴクサイシン A. tohokuense, ミクニサイシン A. mikuniense の3新種が増え、7種が分布することを明らかにした.今までの同節の分類体系の多くは葉や萼裂片の形状,雄蕊・雌蕊の数を重視していているが,本研究では種の識別点として,より明瞭な萼筒内壁のカラーパターン,萼筒形状,萼筒開口部の幅,萼裂片の形態,萼筒内壁の隆起の数,高さを採用したとのこと。

私はこんな難しい事はどうでも良いのですが、最近トウゴクサイシンとしての画像が
見られるようになってきたので右習えということで今年から使用していこうと
思っています。


分布域および特徴・・・間違いや情報がありましたら御一報願います。

 ウスバサイシン・・・ 本州中西部
            葉長5~8cmの多年草。葉は2個対生し、卵心形で薄く先は尖る。
            花は茎の2葉柄の間から1個つき、淡汚紅紫色で毛がない。
            萼筒は扁球形で、萼裂片は3角状広卵形で外に反り返る。

 トウゴクサイシン・・・ 関東北部、東北一円
             草丈10~15の多年草。葉は茎の先に2個対生し、卵心形で長さ5~8
             cm。先は尖り、基部は深い心形。
             花は葉柄の間に1個つき、淡汚紅紫色で径1~1.5㎝。萼筒は円い壺形
             で、開口部は外径の1/2以上あり、萼裂片は斜上し、先端は鋭尖頭。

 ミクニサイシン・・・ 関東北部
            草丈10~15cmの多年草。葉は卵心形で、長さ5~8cm。先は尖
            り、基部は深い心形、表面はややシワ状になり、やや光沢がある。
            花(萼筒)は扁球形で淡汚紅紫色~紫褐色、径1~1.5cm。萼裂片
            は5角形で斜上し、先は尖る。萼筒開口部は外形の半分以下。

 イズモサイシン・・・ 中国地方
            葉は普通は無地、葉質は薄く卵心形で先は尖る、萼筒は扁球形、萼筒内
            部は縦の隆起線がある(情報が少ないのでお分かりの方お教え願います)

 アソサイシン・・・ 九州阿蘇地方
           草丈10~20cmの多年草。葉は心形で、長さ5~8cm。先は尖り、
           表面に光沢はない。
           花(萼筒)は押しつぶしたような椀形、淡紅紫色で径約1cm。萼片は3
           個、三角形で反り返る。花柄は長く、萼筒の内側には、隆起した筋がる。

 オクエゾサイシン・・・ サハリン南部、千島列島、北海道、東北北部
             草丈5~15cmの多年草。葉は茎の先に2個つき、卵心形で長さ5
             ~8cm。ウスバサイシンに似るが、葉先が尖らない。
             花は濃紫褐色で、萼筒は扁球形。萼裂片は厚く、広卵形で先が尖ら
             ず、平坦で、全体が反り返る。

             
 クロフネサイシン・・・ 本州西部、四国、九州
             草丈8~15cmの多年草。葉は5角状で厚く、長さ4~6cm。
             ウスバサイシンに似るが、やや小型で雄蕊6個、花柱3個とウスバサ
             イシンの半分。
             花は暗紫褐色で、萼筒は直径約2cmの偏球形、萼の先は3裂し、裂
             片は三角状卵形で斜開する。雄しべは6個、花柱は3個。


 追記  年末と年頭の記事はコメント欄を閉じたのですが、開いたまま直りませんでしたが
     この記事に関しては閉じておりました、途中で開けましたが、ソネブロさんがおかしい
     のか我がPCがおかしいのか?????





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akanenosora

こんにちは。
トウゴクサイシン見た事がないと思いますが
お花はユニークで色合いが地味ですがその分
葉の色合いや形が爽やかですね。
植物の分類もDNAの研究が進みより細部が解明されて
ややこしく(私的には)なったのかしら('_')

by akanenosora (2012-01-04 14:07) 

g_g

akanenosoraさん
云われている通りなのかも分かりませんね
やっと覚えている花名なのに、学門の進歩で致し方が無いのでしょうね
最近植物の分類の進化でエングラーの分類学からマバリーの分類の方に
学術的に傾いているからなんでしょうか・・・素人には難しいです。
by g_g (2012-01-04 15:12) 

いろは

こんにちは^^
植物も研究が進んで、種類も細かく分類されるようになったのですね。
難しくて覚えられないかも知れませんが、地味なお花ですが味わいがありますね♪

by いろは (2012-01-04 16:53) 

g_g

いろはさん
それだけ現在は植物の研究が進んでいるんでしょうね
あまり細かくしてほしくないのですが・・・
by g_g (2012-01-04 19:43) 

よしころん

ムムム~!
こんなに細かく分かれているのですね。
なかなか見分けが難しそうですが・・・
すべてカンアオイですませてしまいそうな私・・・ ^^;
どうもありがとうございます^^
by よしころん (2012-01-05 09:37) 

やおかずみ

トウゴクサイシンという花は初めて見たと思いますが、
ユニークな形の花ですね。
by やおかずみ (2012-01-05 10:38) 

michi

「う~~ん」とうなって読みました。トウゴクサイシンとウスバサイシンはどう違うのかな?いつか両方の花をUPして解説して下さい。待っています。

by michi (2012-01-05 10:39) 

g_g

よしころんさん
以前のこの手はウスバサイシンで良かったのですが
これからはトウゴクサイシン・・・まだぴんと来ませんね。

やおかずみさん
ヒメギフチョウが卵を産み食草として大事な野草ですが
最近さっぱり見たことがありません。

michiさん
分布状態を見ると両方の比較、何時の事やらと思いますが
何時か機会がありましたらアップさせて頂きますね。
by g_g (2012-01-05 19:12) 

michi

楽しみにしています。よろしく!
by michi (2012-01-09 16:02) 

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